ここ最近 spamの発信で悪用されているのが多くなっている会社の1つが、
アンカーテクノロジーだったりするのだが、その
アンカーテクノロジー管理下のIPアドレスを示すspamの中に、非常に怪しいとしか言い様のないホストを示すモノが含まれていたので、調査をしてみた。
その怪しいホストを示していたspamは、
b-hearts.comを宣伝先としながら、実は他のサイトの紹介によるアフィリエイトでの収入を目的としたものだったのだが、
そのメールヘッダに含まれているIPアドレスのホストは、
cyber-mailer.comを示しているのだが…
さ…サイバー…メーラーって…
なんて怪し過ぎるホストなんだ!?
ここまで怪しいホストは、なかなかお目に掛かれない…
そこで、
アンカーテクノロジーにホストの詳細の説明を求めた所、
GEOMAILと言う所の示すホストと言う事が分かった。
このサービスの運営会社…
更に怪し過ぎるんですが…
サービスの説明を読むと、
要は、携帯宛のメールで、エラーメールの多発による、携帯電話会社からのメールブロックを回避して、メールの送信を続ける事が出来るサービスらしい。
そりゃ
"cyber-mailer.com"とGoogle検索したら、spamに関するページばかりがヒットする訳だ…
しかも、このサービスのサイト、私が最初に確認した時には、GEOMAIL正規販売店となっている会社の"不通となっている"電話番号やFAX番号が記載されていたのだが、今現在は削除されて無くなっている。
(証拠として
Googleのキャッシュへのリンクと、キャッシュが更新された後の事を考えて、
キャッシュのコピーを残しておく)
ちなみに…
不通となっていた電話番号などで検索すると、
SEチェッカーなるサービスも運営しているらしい。
ここまで分かった事で、気になる点や違法としか言い様の無い部分が2つ見付かる。
1.GEOMAILに関して、株式会社エースと
株式会社ジオマックス、どちらが運営管理をしているのか?
2.株式会社エースの特定商取引法上の表記に問題は無いのか?
これらは大事な問題である。
1.に関しては、サービスで利用されているドメイン名の登録者を確認すると、
GEOMAIL.JPと
ジオマックが登録者となっており、IPアドレスの管理権限の状態や名称から考えても、
株式会社ジオマックスが管理していると考えるのが妥当かと思われる。
つまり、株式会社エースは販売を行なっている窓口に過ぎないだろうと思われる。
次に2の点であるが、特定商取引法では、連絡の取れる電話番号の記載が例え個人事業者だとしても"義務"となっているので、電話番号の記載の無い
SEチェッカーなるサービスは、法律違反と言う事になるかと思う。
(証拠
1 2 3)
また、有料のメール配信システムも、他の同様のサービスでは、特定商取引法上の表記を行なっているので、私的にはアウトかな?
更に、この状況から考えて、本当に"悪用"されただけなのか疑わざるをえない状態であるのは、言うまでも無い。
posted by Anti-Abuse at 00:44|
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